優希ちゃん、クラスメイトの貴音くん、佐藤さん、山根さん、ヒロくんと順調にバトンが渡っていく わあ、ヒロくんもすっごく速い... 私にどんどん近付いてくるヒロくんを見て、彼に背を向ける 右手を差し出し、地面を蹴る音が近くなってきて、ゆっくりと前に進み 「姫ちゃん...!」 という、ヒロくんの声とともにパシッと右手にバトンが渡されて、 一気に地面を蹴り上げた