「っ、か...いせく...くるしっ...」


妃はぽんぽん、と俺の胸を叩き、俺は唇を離した


顔を上げた妃は恥ずかしいのかまだ顔を真っ赤にしたまま俺を見つめていて、そんな妃を見て俺はまた1度だけ、唇を重ねた


「...そろそろ帰るか」


妃との時間はあっという間だ

さっき河原に来たはずなのに、もう21時近く



俺らは河原のベンチから立ち上がり、手を繋いで妃の家へと向かう