『そんなに疑うなら、言ってきたらいいじゃん!夏休み1日目に、あまーい貢物を用意して、旧校舎へ行く。そして、扉の前で3回ノック。合言葉は、『人生買えませんか……』っていう、割と簡単な感じだし?行く気がないなら、別にいいけどねえ?』 俺の目を今度は彼女が試すように見る。 『わかった。成功したら、俺になんか奢れよな。』 『どうしよっかなあ〜w w w』 この会話が7月20日、終業式の日の事だった。