そんな私をゆうは電車から降りるまでずっと、撫で続けてくれた。


電車から降りると、ゆうは私を家まで送り届けてくれた。


夏ということもあり、明るめの道を2人で歩く。


「ゆう、ありがとう」


「いいよ。じゃ」


「じゃあね」


夕焼けの中歩いて帰っていくゆうを私は見送った。