「なる……っ」
なのに、なんで……。
「ゆう……」
なんで、いるの……。
「なる」
彼しか呼ばない、私の呼び方。
「なんで?」
嬉しくてたまらないのに、私から出たのはこの言葉。
ありがとうって、泣けばいいのに。
抱きつけばいいのに、冷たく突き放すような言葉しか出てこない。
「乃亜さんは?一緒に帰ったんじゃないの?」
「帰ってない」
静かに彼が言い放った。
「なんで、なんでよ……」
こんなことされたら、認めなきゃいけなくなっちゃうじゃん。
ゆうが、好きだって……。
なのに、なんで……。
「ゆう……」
なんで、いるの……。
「なる」
彼しか呼ばない、私の呼び方。
「なんで?」
嬉しくてたまらないのに、私から出たのはこの言葉。
ありがとうって、泣けばいいのに。
抱きつけばいいのに、冷たく突き放すような言葉しか出てこない。
「乃亜さんは?一緒に帰ったんじゃないの?」
「帰ってない」
静かに彼が言い放った。
「なんで、なんでよ……」
こんなことされたら、認めなきゃいけなくなっちゃうじゃん。
ゆうが、好きだって……。



