そう言うと、ゆうは柔らかくて笑った。


「ありがとう。ずっと、付けてる」


「ふふっ。あとね、もう一つ、腕時計を送る意味ってね、『同じ時間を共有したい』私も、結構独占欲強いんだよ?」


そう言うと、ゆうは少し顔を赤くした。


「あ、赤くなった」


顔を赤くしたゆうは、めったに見えない。


私が喜ぶとゆうは、私を抱き寄せて自分の胸に押し付けた。


「顔、見えないじゃん」


「見えなくていい。ほんと、かわいすぎ」


え……。


「ねえ、今、かわいいって言った?」


「うん。言った」


なんか、開き直ってる。