『小さい頃から、ずっと好き。幼馴染みじゃなくて恋人にしてもらえませんか?』


これが告白の言葉だったらしい。


「それで、泣いちゃって、お願いしますって言ったら、望も泣いちゃって」


そんなとこまでそっくりなんだ、2人って。


「由依、どっか行ったと思ったら、やっぱり成美のとこか。それと、同じ泣いてたでくくるな。由依は、ボロ泣きだったし」


「泣いてたに変わらないじゃん」


「ちょっと、涙目になってただけだし」


付き合いたてとは、思えないほど前と変わらない2人に私は、笑ってしまった。


「ふふっ、2人とも変わらないね」