ゆうが私たちを優先してくれたのが嬉しくて、さっきの少しだけ不愉快な気持ちとかもうどこかへ行ってしまった。


それからの4人でも帰り道は、楽しかった。


家は、近くないからすぐに別れてしまったけど、それまでが楽しかった。


「じゃあね」


由依と別れると、私は少しだけ歩いて家に帰った。


青空なのに、雲が太陽だけをピンポイントで覆っていた。