文化祭が終わった放課後、片付けも終わり、由依と一緒に帰っている。


望とゆうは、いない。


あの会話を聞いてゆうがどう思ったのかは、わからない。


聞きたい、でも、なんとも思ってないって言われたら?


私は勝手に失恋した気分になる。


聞きたいけど、聞くのが怖い。


そんなことを思いながらもゆうが来てくれるんじゃないかって淡い期待を込めて、由依と別れたあとあの公園のベンチに座ってしまった。


ゆうは、どう思ったのかな。


どうでもいいのかな。


少し距離を置かなきゃって思ったのかな。


そもそも、私はなんで返事したと思ってるんだろう。