えんじぇる・そんぐ〜奇跡を君に〜

「チターナさん、陽鞠、ゲームしましょう!新しいゲーム買ったんです」

湊さんがそう言ってくれたので、空気が変にならずに済んだ。その後はゲームをしたり、一緒にお昼ご飯にオムライスを作ったり、楽しく過ごした。

「今日こと、Twitterに上げていい?」

そろそろ帰らなければならない時間になった時、あたしは湊さんに訊かれた。いつもは「いいですよ」と言ってる。でも、OKしようとした刹那にアンチのことを思い出した。

「すみません。あたしのことは載せないでください。藍さんのことだけにしてもらえますか?」

あたしがそう言うと、湊さんは驚いたような顔をする。藍さんは何かを察したような目をしていた。

「アレク、今日は俺も帰る。鞠を送って行くよ」

藍さんがそう言い、「わかりました」と湊さんは頷く。そしてあたしは藍さんと共に湊さんの家を出た。

駅に向かうまでの道で、あたしは藍さんと何を話したらいいかわからず黙っていた。その時、藍さんが「あのね」と口を開く。