照れてるのか剣ちゃんは手で頭を押さえている。
でもその左手に輝く指輪を見て、私はその手を両手で握った。
そしてそのまま私の額にあてた。
「…"勝っても負けてもあなたについていきます"」
あの時に言った返事をそのまま伝えたら剣ちゃんは一瞬目を丸くしたけど、すぐにいつもみたいに優しく笑ってくれた。
偶然が重なって幼なじみになって、恋人になったけど。
でも私は偶然だなんて思わない。
きっと私達は出会うべくして出会った。
だからこれ以上どうこうなろうだなんて言わないよ。
私が剣ちゃんと願うことはただ1つ。
「…これからもよろしく頼むよ」
「こちらこそ、よろしくね!」
一緒に手を繋いで道を歩いていくこと。
【終】



