こいつ、俺の嫁。ーAnother my wife storyー




「…"この試合に勝ったら結婚してください"…ぷっ」


「そ、それまだ覚えてたのか…!?」


「当たり前でしょ!というか衝撃的すぎて忘れようとしても忘れられないよ」



頼むから忘れてくれと焦る剣ちゃんが、小さい時の弱虫剣ちゃんと重なってまた笑う。



あの時剣ちゃんは私に告白してくれたんだけど、その言葉がプロポーズだったんだよね。



恋愛に疎い剣ちゃんはよりによって反塚に相談したんだ。



あのからかうのが好きな反塚があの言葉を教えてくれて、ピュアな剣ちゃんはそのまま私に言った。



そのあと私が反塚をこらしめてやったけど。



「"この試合に勝ったら付き合ってください"って言われると思ったのにまさかプロポーズされるなんてな~」


「うっ…それは反塚がこう言えば想いが伝わるというからだな…っ」


「大丈夫。想いは十分伝わったから」


「あぁ、なんであいつの言うことを聞いてしまったんだ…」