『うらら!つぎのしあいもぜったい観にきて!』
いつも私に手を引かれて歩いていた剣ちゃんがバレーに出会って、私の手を引いて歩くようになった。
小さい時に弱虫だった剣ちゃんを私が守るとその時から剣ちゃんのことは好きだったけど、バレーに出会って今度は私を守ろうとする剣ちゃんを私は更に好きになった。
剣ちゃんはバレーに夢中で恋愛とか鈍かったからきっと私のことなんてなんとも思ってない。
それでも一番近くで剣ちゃんのこと支えるつもりでいた。
そんな剣ちゃんに告白されたのは忘れもしない中学3年生の時。
中学最後の大会で剣ちゃんのバレー部は県大会決勝まで進んだ。
毎回試合はかかさず観に行っていた私はもちろん応援しにいった。
いつも試合前に私を呼ぶなんてしないのに、その日だけは会いたいと呼ばれた。
試合前になるとものすごい真剣モードに入る剣ちゃんがその時は何かにすごく動揺していた。
でも試合時間が迫るのを感じて、剣ちゃんは意を決して口を開いた。



