私と剣ちゃんが出会ったのは私達が産まれた病院。
私と剣ちゃんは同じ病院で同じ日に産まれた。
そして同じ病室になって母親同士が仲良くなって、偶然に偶然が重なり家も近所だった。
剣ちゃんとは産まれたときからずっと一緒にいて、一緒に育った。
産まれた時間は剣ちゃんの方が先で、そうなると少しだけ剣ちゃんがお兄ちゃんなんだけど、小さい時の剣ちゃんは弱虫だった。
『う、うらら~…こわいよ~』
『あんたが"あのかわまで行きたい"っていうから行ったんだよ!?
くらくなったくらいでなかないの!』
それに比べて私はお化けも着ぐるみも暗いのも全然平気な子供にしてはつまらないと思われそうな子供だった。
いつも剣ちゃんの手を引いて歩いていた。
そんな剣ちゃんだったけど、こうして変わったのはバレーに出会った小学生から。



