「剣ちゃんお昼パスタ作っておいた…って固まってどうしたの?」
「…う、麗。これいつ撮ったんだ…!?」
「……あ、…」
「あ、じゃないだろ…!?」
お昼食べよと言おうと剣ちゃんがいるであろうところへ振り返ると、写真たてが並んでる場所でとある写真を指差していた。
それはコッソリ撮った私の両親に挨拶にいくときのガチガチに緊張した剣ちゃんが写った写真。
……いつも隠してたのに忘れてた。
「これもいい思い出だな~って撮っちゃった!」
「…ったくお前はいつも抜け目ないな」
剣ちゃんは大きくため息をついたけどこれは呆れてる半分、内心嬉しいという意味だ。
だってこのあと、
「…後で俺にも送ってくれ」
「おっけー!」
なんだかんだ自分も思い出だと欲しくなったらしくそう言われたから。



