「…なんであんたが顔赤くしてんの?」


「え、いやまさか未来の口から普通に付き合うとか言われると思わなかったから…その…」


「…もしかして照れてんの?」


「なっ!こっち見んな!」



思ったことをそのまま聞けば、奴はさらに顔を赤くして私から顔を逸らした。



こんなに美味しいパンケーキに謝っている可愛いウサギまで描かれたら許すしかないと思っていたけど、まさか照れてくれるとは。



「あんたでも照れることあるんだね。面白い」


「大人をからかうな!ってかこっちくんなよ!」


「ぷっ、いつもは自分から近付いてくるくせに」



いつもと立場が逆転したのが面白くて、奴のレアな照れた顔を見たくて奴に近づく。



膝を立てて蹲る奴は赤くなっているの顔を隠しているつもりだろうけど、耳まで赤くなっている。