『体育大会、続きまして三年生の部を行います。三年生の部に出場する選手は準備をお願いします。』
「ゲホッ、ゲホッ!もう化粧が台無しですよ!」
「…桃子も飴食いだったんだね、お疲れ」
顔面粉まみれの桃子を見つけて労いを込めて肩に手を置いた。
でも桃子の飴食いがものすごく早くて、桃子のクラスが1位になっていた。
桃子の飴食いを見てたけどあれは好物の餌に飛び込む獣のようだった。
「…最悪最悪言ってないで早く顔洗いにいくよ。タオル持ってきたから…ふっ」
「紳士ぶっといてどさくさに紛れて笑わないでください!兼田センパイ!
あー!こんな予定じゃなかったのにぃー!」
桃子はガミガミ言いながらもタオルを持ってきてくれた兼田先輩に水道に連行されていった。
桃子と兼田先輩という意外な組み合わせにまだ慣れずにいると、兼田先輩が振り返って私と澪を見た。
「テツ達ならあそこにいるよ」



