時計の針は21時を指していた 外を見てみれば辺りは真っ暗 店内掃除も一通り終わった私は 椅子に腰を下ろしマスターを待っていた 「お待たせー、遅くなってごめんね、麻耶ちゃん。帰ろっかぁ‼︎」 マスターはキッチンの奥から掛け寄ってきた 「はい‼︎」 バイトが終わった後 マスターに家まで送ってもらう事も 今では毎日の日課になっている