「だってさー」

障害物競走。

ハードルがあり、平均台の上を歩き、網のしたをくぐり、しまいには白い粉の中に隠された飴玉を口にくわえなくちゃいけない。

もちろん4人でひとチームなので全部やるわけじゃない。

じゃあなんでこんなに落ち込んでるのかというと、ジャンケンをした結果、わたしは飴玉を探すことになってしまったのだ。

最悪だ。

だってさ、顔真っ白になるってことでしょ?

恥さらしにもほどがあるよ。

しかもしかも、正直練習でどうこうなる感じじゃないから、こういう体育祭練習のときって暇だし。


すでに走り込みにいった弥生は楽しそうに走ってる。

絶対2年生になったらこれだけは避けよう。


無事(?)体育の時間も終わり、そのあとは国語の時間。

大して運動してもないくせにどうも眠気が襲ってくるんだよね・・・。