「なんだよそれ」

弥生の言葉に凌がくいつく。

「それはわたしにもわからないけど」

正直弥生のいってることはよくわからない。

仮にそうだったとしても、先輩がわたしを避ける理由になるほどのことなのかなとか。


でもどうしてだろう。

弥生の言ってる言葉は正しいようにも思える。

先輩ははじめからおかしかったから。


「わたし確かめてみる」

「確かめる方法があるの?」

「・・・あのね、2人には黙ってたんだけど最近夢をみるの」

「夢?」

「そう。思い出せないんだけどね、なにか大事なことがあるような気がずっとしてて。それを頑張って思い出してみるのが一番いい気がする」

「そんなことできるのか?」

「わからないけど・・・でもそれしか方法がみつからない」