「でもいい人そうだね」

「うん。沙織のことちゃんと守ってくれそう」

そんな2人の言葉にわたしも安心。

2人がそういってくれるなら間違いないはず。

これからわたしも幸せをつかみにいきます!



「茅野!シュート!」

グラウンドでサッカー部が朝練をしているのを横目にみながら歩いていると、茅野というフレーズが聞こえて反射的に顔を向けた。

ちょうど茅野先輩が蹴ったボールが綺麗にゴールへと入ったところだった。


「きゃー!!かっこいい!」