「・・・幽霊なの?」 おそるおそる聞いてみる。 幽霊にしてははっきりしすぎてるけど、それ以外考えられなくて。 「・・・はは。沙織のそういうとこ好きだな」 「もう、はぐらかさないでよ」 「違うよ。幽霊じゃない」 「・・・でも、だってあの日・・」 「そうだな。たしかに俺は死んだ」