お目当ての棚の前で左上から順に 本のタイトルを読んでいると、 3段目に差し掛かったとき、 背後で女子のくしゃみが聞こえた。 必ずしも僕だけに起こる特異体質でないことに 少し安心して、更に視線を1段落とした。 1冊のテキストを手にかけたとき、 本日24回目のくしゃみが出た。 それは一際大きいもので、 思わず左手で口元を覆うと、 右手にかけたテキストを落としてしまった。