「…泣きそうな顔になるくらい痛くねーだろ。」
背中から聞こえてきた声にイライラは2割増し。
―…私が男子を嫌いな理由。
それは、独りっ子で生まれた私は小さい頃から男の子に接する機会がほとんどなかった。
敷いて言えばお父さんぐらい。
だから、幼稚園で最初に出会った男の子の印象は今でもはっきりと覚えてる。
『わがままな人たち』って印象。
ま、その時の男の子が佐野瞬也だって知るのは小学生になってからだったけど。
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