「浅野さん、これは?」 「これは...────」 「あぁ、なるほど、ありがとう」 隣に座っていた暁くんに時折勉強を教えながら、私たちは教室で勉強会を開いていた すると、何やら視線を感じ、顔を上げると、夏実ちゃんと悠里ちゃんがジ、とこちらを見ていた 「海羅ちゃんと暁くんって、仲良しだよね」 「ね、思った! 付き合ってるの?」