──────1週間後


暁くんの気持ちを聞いてから1週間が経ったある日の朝


ガラッ、とドアの開く音と共に


「太陽お前ほんっと最高!」


と。山本くんが大きく笑う声、そしてその隣では、暫く見れていなかった暁くんの太陽のような笑顔


暁くんは私の視線に気付き
隣の席に座ると、小さく笑って




「脱出した────!!」



と。そう言った