給食の時間が終わり昼休みになった。

「ねぇ、お願い着いて来て」

シュンに手紙を書いた女の子は友人に告白するから見守っていてと頼んでいた。

「え〜だって〜」

「お願い!少し離れた所でいいから」

「あ〜でも、告白するんでしょ〜」

「お願いだから、ねっ」

「う〜ん…」

女の子は必死に頼んでいる。

「お願いします。」

「仕方ないなぁ〜先輩来たら離れるからね」

「やった!ありがとう」

女の子は友人に抱きついて喜んだ。


シュンに手紙を書いた女の子と友人達は待ち合わせ場所に向かった。



「山田、頼むな!」

シュンは、給食が終わりリエの足止めを頼んだ山田の肩を軽く叩きメグミの所に行った。

「メグミ…俺、先生に呼ばれているから行ってくるよ」

「あ〜そうなの、また叱られに行くの?」

(またって…)

「いや〜〜今日は、どうかなぁ〜」

「そう……」

(やっぱり、なんか怪し〜何時ものキレが無い)

「じゃあ、行ってくるよ」

「うん……」

シュンは、何とか誤魔化して(いやいや怪しから)教室を出た。


山田は、リエのクラスの前方の入り口の戸を開けて教室に頭だけ入れてリエを探した。

(微妙に尻をフリフリしながら)


「あれ〜リエさんが居ない」

(あちゃ〜〜どうしよう……)


山田がリエの教室に頭だけ突っ込んでキョロキョロしてる頃リエは園芸倉庫の裏に向かっていた。

「急がなきゃ!シュン君に気付かれちゃう〜」

リエは不気味な笑みを浮かべていた。

(たまんないわ〜ワクワクしちゃう!)


     ・・・続く・・・