今宵、キミが砕け散る


       


 「あー!やっと帰ってきたぁ!!」


 「宵ちゃんおかえり!」


 溜まり場に着くと、加賀美と優香が私たちに駆け寄ってくる。


 「星もお帰りー!」


 「はい」


 加賀美に敬語を使ってるなんて違和感があって、少し笑いそうになった。


 「遅いですよ、琴瀬さん。飲み物、ぬるくなってるじゃないですか」


 買ってきてやったのに文句を言う美苑を横目で睨む。


 「ねぇ、そんなことよりさぁ。琴ちゃんと星が手、繋いでることに気付こ?」


 「あ、本当だ!!」


 「え、ふ、2人って、その……付き合ってるの?」


 なんだかとんでもない勘違いをしているお方がここに……。


 違うと言おうとしたら、星がそれを遮った。