「くっ、あ"……」 気がつけば俺は、女の首に手をかけていた。 「せ、い……っ」 苦痛に歪んだ顔は、酷く見ものだった。 「や、め」 その言葉で、ハッとした。 「はっ、はー、はー」 必至に息をする女の瞳には、恐怖が見え隠れしている。 さっきまではあんなに俺に興奮していたのに、愛とは脆いモノだと自嘲した。 「殺されたくなかったら、もう俺に関わるな」 それに女は激しく縦に首を振った。