俺が俺でいられるような気がして、ますます離れられなくなる。 まるで麻薬のように、溺れてしまいそうになる。 「思わねぇな」 はっきりと言い切った真紀に、目を見張った。 「え?」 「だって、宵だろ?」 信じて疑わない、強い目をしている。 「アイツは他の奴らとは違うって、自分で言ってたじゃねぇか」 ああ、そうだ。 そうだった。 「うん……」 なんだか自分が、不甲斐なく感じた。 自分から関わるといって、それでいて信じきれていなかったと、真紀に言われて気付いた。