伊吹(男性恐怖症…初めて聞いたけど、男性が怖いのに僕に声をかけた…)

涼杏「恐怖症になったのは前の話だから、今は少しづつ話せるようになってきたんだけどね…ただ、君はちょっと違ったの…なんか、よく分からないけど平気なの」

伊吹「それ、僕男として見られて…」

涼杏「は、はぁ!?女に見えるとでも思ってる訳?!ちゃんと男の子にしか見えないわよ!」

伊吹「いや、なんかさ!漫画とかでよくあるじゃん!幼なじみの男の子がいるけど男子として見れなくてでも幼なじみは自分のことが好きで!みたいなやつ!それで、なんで男として見れないの!見たいな!」

涼杏「そのタイプじゃないわよ!男の子だけど、男としてみてるけどいつもと違う!ってだけよ!」

伊吹「え、でもそれって、俺触ってダメだったらどうするの?」

涼杏「そんなの知らないわよ…」


伊吹「えぇ…」


涼杏「気、気になるなら触ってみればいいじゃない」


伊吹「え?握手?」

涼杏「別に触るのはなんだっていいでしょ?」

と言って握手をする

伊吹「怖い?」

涼杏「怖くないし普通…っひゃ!」

伊吹「あ、ごめん、怖い?」

涼杏の方に触れた

涼杏「怖くない…」

伊吹「じゃあこれは…?」

涼杏「っ、怖くない」

涼杏の頬を触る

そして

涼杏「ち、近い近い…!」

伊吹「ホントにはしないから…で?これは怖い?」

涼杏「怖くない…//」

伊吹「涼杏…これは怖い?」

ギュッて抱きしめてみる

涼杏の肩がビクッとする

涼杏「…怖くない…///」

伊吹「…ならいいんじゃない?って顔真っ赤、やりすぎちゃったかな?」

涼杏「う、ううん…慣れてないだけ…まぁでも、伊吹くんなら大丈夫なのはわかった…ありがとう…///」


伊吹「え?今僕の名前…」

涼杏「な、何よ!あんただって名前で呼んできたくせに!」

伊吹「いや、その方が再現できるかな…と…」

涼杏「ま、まぁいいわ。そろそろ遅いし、家戻れば?」

伊吹「あ、うん、そうだね…じゃあ、またあした…」