余命宣告を過ぎた僕。




棗「ふぅ...あつい...」



少しのぼせてしまった



久しぶりにアイスとか食べたいな...




工藤先生「よっ!棗くん!」



棗「ん〜...」




なんだこのうるさいヤツは




工藤先生「棗くんの心の中を読んであげようか」



棗「別にいいです〜...仕事サボっちゃダメですよ〜...」



工藤先生「そんな棗くんに低カロリーアイス!」



棗「え?!」



工藤先生「お、食い付いてきた」



棗「いいの?!」



工藤先生「いいよいいよ〜」



棗「いただきマース。」



スプーンで1口すくって食べる



棗「ん〜...冷たくて美味し〜...」



昔、お兄ちゃんとアイス食べたっけな...



工藤先生「じゃ、俺は仕事に戻るよ」



頭にポンっと手を置いてから病室を出ていった



棗「うっ...ヒクッ...」



昔に戻りたい。



また家族に愛されたい。



ぎゅって抱きしめて大好きって言われたい



棗「あぁぁッ...」



治ったら好きって言ってくれるかな...



治れるなら治りたい



そんな期待を胸にその日の夜を乗り越えた