余命宣告を過ぎた僕。




茜「ごめん!部活あって一緒に帰れないんだ...」


龍「棗、俺も」



棗「そっか...全然大丈夫だよ」



茜「ほんとにごめんな?」



棗「大丈夫だよ。そういえば明日僕検査の日だから学校来れない」



龍「そっか、頑張れよ。」



棗「うん。また今度ね。」



茜「また今度!」



2人と校門で別れ歩いてく



そうすると後ろから



???「棗...?」



お兄ちゃんの声が聞こえた



棗「お兄ちゃん...」



お兄ちゃん「なんでいんだよ。」



棗「...ごめん。」



お兄ちゃん「そうやって謝るしかできない」



棗「じゃぁどう言ったらいいの?どうせ何言ったってお兄ちゃん達は怒るよね。お兄ちゃん達は僕に何を求めてるの?」



お兄ちゃん「さっさと死んでくれる事」



棗「そっか。どうせ死んじゃうから、死ぬ日まで待ってて。」



お兄ちゃんを置いて歩き出す



涙を堪えながら。