雷王の姫

?「辰先ごめん遅刻したー」

?「遅刻じゃなくて寝坊したのまちがいだろ?」

遅れてきた人達は呑気にそんな会話を繰り広げている

辰「おい、てめぇら遅刻してきたうえに可愛い可愛い美桜の自己紹介をさえぎるとはどういうことだ?あ"ぁ?」

たっちゃんが殺気を出しているのでクラスの人たちがビビっている

『たっちゃん!私なら大丈夫だから殺気しまって!』

辰「わかった...美桜が言うなら特別今回だけ許してやる」

私は、遅れてきた5人組を視線をやると最後に入ってきた人と目が合う

?「み、お?」

私は、すぐにたっちゃんの後ろへ隠れる

辰「ん?美桜どうしたんだ?」

『えっとー...』

?「美桜、大丈夫だから出ておいで」

優しい声で言われたのでたっちゃんの後ろから出て行く

『えっとー、久しぶり桜太くん』

多分、私の顔はひきつっつていただろう

私がたっちゃんの後ろから出ると桜太くんが近づいてきて私を抱きしめる

ク女「きゃー!何あの子!?」

ク女「桜太様とどういう関係?」

悲鳴にも似た声がクラスの女子達から聞こえる

桜太「うるさい。黙れ」

たっちゃんと同じように桜太くんの言葉で女子達は黙る

桜太「美桜、半年も家に帰らずどこ行ってたの?」

この言葉に反応したのは、私ではなくたっちゃんだった