あいつの瞳にとらわれてそらすことができなくなった。
「俺もハナのこと好きだよ。」
花火もクライマックスに差し掛かったのだろうか、次々に夜空に打ちあがり、周囲が明るくなる。
あいつがちょっと笑っているのもはっきりと見える。
真斗が私のことを好き?
「俺が先に言えばよかった。ハナは言い逃げしようとするし。」
真斗が私のことを抱きしめようとしたが、阻止する。
「ちょ、ちょっと待って。」
「なんだよ。」
「本当?真斗が好きな人って……」
私は未だに現実を呑み込めていない。
「人の告白をなんだと思ってるんだよ。本気だよ。」
もう一度、私の腕を引き、今度こそ私は真斗の腕の中に納まった。
真斗の腕の中で静かに涙を流す。

