あいつの隣にいる方法


「真斗とさ、もうずっと一緒にいるじゃん。」

言葉を選びながら話し始める。

「そりゃ、そうだろな。まさか高校まで一緒とは思わなかったけどな。」

私たちの視線はいつのまにか花火に戻っていた。

「確かにね。」

少しの間をあける。そして、

「好きだよ、真斗。」

口からすべりおちるように出た言葉。

あいつが動揺しているのが雰囲気で伝わってくる。

それでも私は花火から目を離さない。

「困らせるようなこと言ってゴメン。伝えたかっただけなの。」

スラスラと口から言葉が出てきたことに安心した。

あいつの方に向き直る。

「ハナ……。」

あたりは薄暗くなっていたが、花火のおかげで、困惑しているあいつの表情を読み取ることができる。