「真斗、人気あったみたいだしね。ハナ、嫉妬するの?」
「しないよ。私、別に彼女とかじゃないし。」
有紗と同じことをみっちゃんにも言われた。
普通はやっぱり好きな人がそうであると、嫉妬するのかな。
「少しは気にしないと、真斗が落ち込んだりしそうだな。」
颯太が真面目な表情でそう言うから、そうだったらなって思ってみたり。
「あ、真斗だ。着替えて来るって。」
あいつからの連絡が入ったことを2人にも伝え、集合場所である玄関に向かう。
「ねぇ、ハナ。あれはさすがにダメじゃない?」
有紗の視線の先にはあいつがいた。
そしてあいつに絡むようにして歩いているのは桐生さん。
「ハナ?大丈夫?」
「うん。」
つぶやくように返事をする。

