あいつの隣にいる方法


「そうなの?そういうことは早く話してよ。」

ものすごく目をキラキラさせて興味津々に私を見てくる。

「でもシフトがね……。」

この間、あいつに有紗と颯太が来てくれるってことを伝えた。

でも、来てくれることに対しては嬉しそうにしてたけど、シフトは合わないみたいだった。

「それなら佐々木君のシフト動かせばいいじゃん。」

なんと強引な発言をするみっちゃん。

「さすがにそれは、ちょっと。」

「何言ってるの。自分の都合で動かしてる人結構いるんだから。」

みっちゃんが言うには最初から連続で入れれば、午後は少しだけにできるらしい。

「シフト管理って委員長だったよね。佐々木君探して委員長のところいこう。」

そいうなり私を引っ張ってあいつのことを探しに行った。

見つけた、とつぶやくとよりいっそう早く歩く。

みっちゃんの向かう方にはあいつと山田君がいた。

「佐藤と美月じゃん。どうしたの。」

「佐々木君に用事があってきたの。」

話しかけてきたのは山田君。