あいつの隣にいる方法


少しずつ混んでくる車内だが、前に真斗がいてくれるためか、いつもよりは圧迫感を感じない。

「降りるぞ。」

もう学校の最寄駅まで着いていた。

あいつの後ろについていくように電車を降り、自転車に乗って学校まで向かう。

あいつの背中がいつの間にか見慣れた風景になっていた。

教室にいる人はまばらだった。

それでも、教室でうるさくしているのは気が引けるので、数冊のノートと教科書を取り出して空き教室に向かうことにした。

廊下のつきあたりであるため、人が入ってこないどころか、教室の前を通ることもないだろう。