あいつの隣にいる方法

自分のノートは?という疑問は浮かぶが、数学は終わっていたので

『いいよ』

と返信した。

後ろから肩をたたかれ振り返るとあいつがいた。

椅子をひいて座る。

カバンごと持ってきているので、ここに居座るようだ。

「真斗、いつからいたの?」

「昼過ぎくらい。気付かなかったのかよ、お前より早く来てたぞ。」

休日なのに会えたことに頬が緩む。

気付いたときに声をかけてくれてもいいのに。

「そうなの?全然気が付かなかった。」

「だろうなって思ってた。あのさ、数学教えてくれね?」

「え~……教えるの上手くできない。きっと私の説明だと真斗理解できないでしょ。」

なんだ、話しかけてきたのってそのためか。