再会は魔法のような時を刻む~イケメンドクターの溺愛診察~

私は、心からの思いを精一杯言葉にした。


賢人君がお店を持つまでは、ずっと一緒に仕事をしていきたいから。


『そんな風に言ってもらえるのは、すごく嬉しいです。ありがとうございます…でも…愛莉さんにとっては、僕は大切な仲間…なんですよね』


『そうだよ。もちろん、大切な仲間』


『…今日、小川総合病院に鈴木さんと行ってきました。みんな、愛莉さんは?って聞いてましたよ。交代されたって伝えたら、皆さん寂しがってました。坂井先生も、わざわざ僕に聞きにきて…愛莉ちゃんどうして来ないのかって、心配されてました』


坂井先生…


『あれ、おかしいな。怪我がまだ十分治ってないから無理するなって、坂井先生が私に言ったのにね』


無理して笑顔を作った。


『ですよね。だから、まだ体が完全じゃないからだと思いますって言っておきました』


『う、うん、それでいいよ。ありがとう…』