『あ…あの…』
ベッドにゆっくりと近づく先生。
私は、思わず座りながらも少しだけ後ずさりした。
『怖がらないで…大丈夫だよ。ほら、見て…窓から見える月。綺麗だと思わない?僕はね、この部屋から見える、この月が1番好きなんだ』
そう言って先生は、窓の外に視線をやった。
『君に見せてあげたくてね。ここに入ってもらったんだよ。もう、この先、こんなチャンスは二度とないと思うから…ここでちゃんと言わせて』
先生は、さらに私のすぐ近くまで寄ってきた。
そして…
ゆっくりとベッドに腰を下ろした。
『先生…私…』
あまりに突然で何が何だかわからない。
いつも素敵な笑顔で挨拶してくれてた坂井先生を、初めて、怖いと思った。
『…僕の好きな人はね…愛莉ちゃん、君だよ。初めて会った時から…ずっと…好きだった。気づいてなかったかも知れないけど、僕はね、いつも君を見てたんだよ。僕の30年間の人生で、本気で好きになった人は君だけなんだ。だから…僕と付き合って欲しい。絶対に不幸にはさせないから』
ベッドにゆっくりと近づく先生。
私は、思わず座りながらも少しだけ後ずさりした。
『怖がらないで…大丈夫だよ。ほら、見て…窓から見える月。綺麗だと思わない?僕はね、この部屋から見える、この月が1番好きなんだ』
そう言って先生は、窓の外に視線をやった。
『君に見せてあげたくてね。ここに入ってもらったんだよ。もう、この先、こんなチャンスは二度とないと思うから…ここでちゃんと言わせて』
先生は、さらに私のすぐ近くまで寄ってきた。
そして…
ゆっくりとベッドに腰を下ろした。
『先生…私…』
あまりに突然で何が何だかわからない。
いつも素敵な笑顔で挨拶してくれてた坂井先生を、初めて、怖いと思った。
『…僕の好きな人はね…愛莉ちゃん、君だよ。初めて会った時から…ずっと…好きだった。気づいてなかったかも知れないけど、僕はね、いつも君を見てたんだよ。僕の30年間の人生で、本気で好きになった人は君だけなんだ。だから…僕と付き合って欲しい。絶対に不幸にはさせないから』



