この先に、何があるか分からない。
だけど、いつの日か『お前』と肩をならべて歩く事ができるならば。
1日1日が、輝きだすと思う。
少なくとも、今よりもマシな未来を予想できたと思う…。
「レベッカ、お前も一緒なんだよな?」
俺は、まだ不安を拭いきれずにレベッカにこう聞く。
荒い息を吐いた後、レベッカは澄んだ水色の目を細めて微笑んだ。
「…俺は、この命が滅びるまでレディック様の側にいますよ」
振り向き様にそう言うと、敵の一瞬の隙を見て斬っていく。
安心感を覚えるその笑みを頭に思いうかべながら、俺は夢中で剣を交えた。
足や手を数箇所斬られたが、支障はない。
一体、どれくらいな時間が経ったのだろう?
剣を持つ手がしびれ、一振りで兵士を斬れなくなってきた。
今まで狙ってきたのは剣を持つ肩だったが、そろそろ狙いが定まらなくなる。
背中で、レベッカの呟く声が聞こえてきた。
「レディック様…行きます」
その時だった。
俺の手は、一人の兵士の肩を目前にして力を抜いた。
剣が、狙いの肩を大きく外れ喉元に軽く突き刺さる。
「あ…」
兵士が、急に脱力したように膝をつき悲鳴を上げた。
だが、口から溢れだす血のせいで、うまく言葉にできない。
だけど、いつの日か『お前』と肩をならべて歩く事ができるならば。
1日1日が、輝きだすと思う。
少なくとも、今よりもマシな未来を予想できたと思う…。
「レベッカ、お前も一緒なんだよな?」
俺は、まだ不安を拭いきれずにレベッカにこう聞く。
荒い息を吐いた後、レベッカは澄んだ水色の目を細めて微笑んだ。
「…俺は、この命が滅びるまでレディック様の側にいますよ」
振り向き様にそう言うと、敵の一瞬の隙を見て斬っていく。
安心感を覚えるその笑みを頭に思いうかべながら、俺は夢中で剣を交えた。
足や手を数箇所斬られたが、支障はない。
一体、どれくらいな時間が経ったのだろう?
剣を持つ手がしびれ、一振りで兵士を斬れなくなってきた。
今まで狙ってきたのは剣を持つ肩だったが、そろそろ狙いが定まらなくなる。
背中で、レベッカの呟く声が聞こえてきた。
「レディック様…行きます」
その時だった。
俺の手は、一人の兵士の肩を目前にして力を抜いた。
剣が、狙いの肩を大きく外れ喉元に軽く突き刺さる。
「あ…」
兵士が、急に脱力したように膝をつき悲鳴を上げた。
だが、口から溢れだす血のせいで、うまく言葉にできない。


