高校生ホスト

『あんた達は兄妹やで?』

母は叫んだ。

その声で椎は起きた。

『…ま…ま…煉弥…どおしよ?』

そう言うと椎は煉弥の腕を掴んだ。

『椎…煉弥…あんた達が両思いなんは見ててずっとわかってた…けど、あんた達は愛しあったらあかんねんで?煉弥…は祥(しょう)に預ける事にするから…魁(かい,煉弥の父)には話しておくから…、』

母さんは泣きながら言っていた。