校門に桜の花が舞い散る新学期。
私はその光景を横目に眺めながら、優雅に登校中。
新しいクラスを確認して、一番乗り…の、はずが。
玄関口で困ったように佇む、2人の男子を見つけてしまった。
周りには誰もいない。
…声かけないわけにはいかないよね。
後ろから、恐る恐る近づく。
「あの…なにかお困りですか?」
「…職員室を、探していて」
ふっと上げた彼は、とても綺麗な顔をしていた。
一瞬その美しさに見とれてしまい、慌てて目をそらす。
「その制服ってことは、ここの生徒だよね?僕たち今日から転入してきたんだけど」
イケメンの隣は、なんとまあ可愛らしい男の子。
制服にまだ着られてる感じがあるから、多分1年生かな?
…タメ口なのが気になるけど。
「案内しますよ」
私は靴を履き替えると、まっすぐに職員室へ2人を案内する。
「ありがとうございました」
礼儀正しくお辞儀する2人に挨拶して、私は自分の新しいクラスへ。
「今年もよろしくね、沙織」
一番乗りを逃した私を待っていたのは、親友の絵梨。
絵梨とは去年からの付き合いだけど、とても気が合う。
「絵梨ー!」
「今日帰りにパフェ食べて帰らない?」
「行く!せっかくの早帰りだもんね!」
放課後の約束をして、それぞれ席に着く。
放課後が待ち遠しいけど、その前にだるい全校集会が待っている。
私はその光景を横目に眺めながら、優雅に登校中。
新しいクラスを確認して、一番乗り…の、はずが。
玄関口で困ったように佇む、2人の男子を見つけてしまった。
周りには誰もいない。
…声かけないわけにはいかないよね。
後ろから、恐る恐る近づく。
「あの…なにかお困りですか?」
「…職員室を、探していて」
ふっと上げた彼は、とても綺麗な顔をしていた。
一瞬その美しさに見とれてしまい、慌てて目をそらす。
「その制服ってことは、ここの生徒だよね?僕たち今日から転入してきたんだけど」
イケメンの隣は、なんとまあ可愛らしい男の子。
制服にまだ着られてる感じがあるから、多分1年生かな?
…タメ口なのが気になるけど。
「案内しますよ」
私は靴を履き替えると、まっすぐに職員室へ2人を案内する。
「ありがとうございました」
礼儀正しくお辞儀する2人に挨拶して、私は自分の新しいクラスへ。
「今年もよろしくね、沙織」
一番乗りを逃した私を待っていたのは、親友の絵梨。
絵梨とは去年からの付き合いだけど、とても気が合う。
「絵梨ー!」
「今日帰りにパフェ食べて帰らない?」
「行く!せっかくの早帰りだもんね!」
放課後の約束をして、それぞれ席に着く。
放課後が待ち遠しいけど、その前にだるい全校集会が待っている。