君の声がした気がする

私の名前を一生懸命呼んでいた声

ゴメンネ

私もう君と会えないんだ

君は今もしかして泣いてる?

それはだめだよ

泣いたって私はもう君のそばにいられない

しょうがないよ

全部全部私のせいだもの

私の運命だもの

君がどれだけ力を尽くしても

私がどれだけ耐えても

変わらない運命なの

だから泣いたって意味ないんだよ

私だって悲しくて苦しくて

今すぐにでも泣きたいよ
 
でも

泣かない

だから君も泣かないで

自分を責めちゃだめなんだからね?

君のせいじゃないんだから

って私の声なんて聞こえないよね

わかってるつもりだよ

それでも君に届いてほしいから

何度でも

伝えたいことがある

ねえ私君が好き

すごくすごく好き

ゴメンネ

こんなこと言ったって意味ないのに

君の優しさが

私を強くしてくれた

君の声が

私を励ましてくれた

ありがとう

なんて言葉じゃ足りないことくらい

わかってるけど

ありがとう

君は私の希望だよ

君は私の太陽だ
 
君は私の全てだったの

それなのに

君を残してしまって

後悔ばかり

もっと好きって言えば良かったのに

もっと君を抱き締めれば良かったのに

ゴメンネ

あぁでももう二度と

君と会えないんだ

もしかして君の方がつらいかな

一人にしてしまって

わがままで

ゴメンネ

君にお願いがあるの

私のように生きたくても生きれない人

生きたくないのに生きている人

そんな人たちに伝えてほしい

生きれないからって諦めないでって

生きたくないなんて悲しいこと

思わないでって

そして生きたくないのに生きている人へ

無理に頑張れとは言わないけど

どうか

生きるという素晴らしいことを

やめようとしないでほしい

私は生きれなかったけど

まだあなたなら間に合う

どんな未来だってあなた次第で作れる

それってなんて素敵だろう

君はわかるよね?

生きることがどんなにすごいことか

生きるって当たり前かもしれないけど

実は奇跡なんだよね

明日を迎えることができるなんて

奇跡なんだよね

明日があるなんて必然じゃないこと

君はちゃんと知っている

だから君は大丈夫

私が言うんだから

自信持ってね
 
それなのに神様は残酷だ

私がどんなに君に声をかけようとしても

君には聞こえない

私が君のすぐそばにいても

君には見えない

だけど

いつだって私は君の心の中にいるからね

私の最後のわがまま

君へ届いていますように













「ワケワカンナイ」の続きとして書いてみました!

これからも森林易斗を宜しくお願いします