私の名前は早乙女鈴華(さおとめすずか)。
私は地味でオタクなんです。
ちなみに、私の嫌いなのは.....
「ねぇねぇ、七海さんって付き合ってる人、いるらしいよぉ〜!」
「本当〜?狙ってたのにぃ〜」
そう。恋愛話だ。
付き合う?どうでもいい。
私みたいな子は恋とか"できるわけないんだから"
でもね....ある日突然恋愛って言うものは始まるんだよ。
〜次の日〜
「早乙女さん!これとこれ、職員室まで運んでくれる?どうせ暇なんでしょ?」
「私だって暇じゃないのに....ボソッ」
「じゃっ!よろしくねぇ〜」
これ、虐められてる....のかな?
それにしても.....
「重っ.....」
ここから職員室までかぁ〜
結構遠いんだよなぁ〜
目を瞑った瞬間荷物が軽くなった。
「これを職員室まで運ぶんだよね?」
「コクッ」
私は急に話しかけられたから、黙ってしまう。
ドサッ
黙ってたら職員室に着いてしまった。
「ここでいいんだよね?」
ありがとうって言いたいのに、言いにくくて口から出た言葉が、、
「別に、手伝ってって言った訳じゃないから」
だった。