お隣さんはオオカミくん



ー なっちゃん さいど ー






「 夏希 おはよー 」



チャリで駅まで向かっていると
幼なじみで同じクラスの 翔太と信号で鉢合わせした


染めてるわけじゃないけど元々色素が薄いのか
太陽に当たると茶色っぽいしっかりセットされた髪の毛。

こいつは高校になにをしに行くつもりなのかと毎朝思う。



「 ああ、おはよ 。」



「 なに?元気ないやん ?どした?」



「 いやさ〜、、、」



「 当ててやろうか? 」



信号が青になって走り出すと同時に
なんか嬉しそうな顔してこっちを見てくる翔太


なんかニヤニヤしてくる、、
うぜぇ、、


「 隣の ねぇーちゃんのことだろ? 」



ドンピシャで当てられて
なにも言えん、、、


その通りだよ、、



「 黙ってるってことは当たりだろー!な?
お前まじ一途だよな!1回あの姉ちゃんに彼氏ができた時は荒れて女遊びえぐかったけど別れた途端ピタッとやめたもんな!笑笑」



お前の豹変ぶりにはついてけへんわ!!
と爆笑する翔太



「 お前 顔良いしモテるんだからさ〜女は星の数ほどいるぞ?な? 」