「 あのさ、 ひま姉。」 なっちゃんが立ち止まるから 私も自然と足を止める。 しばらく無言のなっちゃんに どうしたの?と首を傾げる 「 今朝、俺言ったよね。 ひま姉のこと好きだって。中学なってからなかなか言えなくなって今日までずっと我慢してた。 」 帰り道、はじめてなっちゃんと目が合う 真剣な眼差しに 思わず胸が跳ねる 「 俺、ひま姉のこと好きなんだよ? 」 「 え、っと、、、」 「 そりゃ、知らん男といたら嫌に決まってんじゃん。」