妊娠中は 体の変化が 大きいからか。

私は 不安になることも 多かった。


前向きな 明るさで 笑顔になれる日と。

酷く落ち込んで 後悔ばかりの日と。


つわりは 酷い方では なかったけど。

いつも 胸がムカムカしていたし。


食欲のない日が 続くと

お腹の赤ちゃんは 大丈夫なのか 心配になる。


京一は 以前よりずっと 家に居てくれたけど。

それでも 週に一度くらいは 宿直もあったし 


1人で眠る夜は 心細くて…


元々の私は クヨクヨしない はずなのに。


” 今 お腹の赤ちゃんに 何かあったら…? ”

” 栄養が足りなくて 体の弱い子に なってしまったら…? ” 


負の妄想に 捉われる夜。

私の心は 罪悪感で いっぱいになる。


もし 赤ちゃんに 何かあれば

それは 私のせいだ…


私が 京一を 裏切ったから 罰が当たるんだ。


そんなことばかり 考えて

夜が明けるまで 眠れなかったり。


京一が 近くにいる時は 安心できるのに。